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n.50 2006/1/12
  NOTIZIARIO ADITALIA  バックナンバー 50よりHTML版  
 

 società

TORINO 2006    
 

1960年のローマオリンピックから45年を経て、トリノで冬季オリンピックが開催される。ピエモンテの州都トリノは万年雪に輝くアルプスの峰々に囲まれ、ポー河とその支流が麓を潤す歴史ある町。豊富な水資源を利用して近代的な機械工業が発達し、イタリア第2の産業都市となっている。
この地方には昔ケルト人が住んでいたが、アルプスを越えてやってきたハンニバルに征服され、その後、アウグスティヌス帝の時代に要衝の地としてcastrum(castello=城の語源)と呼ばれる碁盤目状の城塞都市が築かれた。周囲3kmにも満たないこの中心部から「水辺の小さな町」は発展を続け、大都市となった今日でもその名残りをとどめている。長い歴史の中で、マルマーシア(黒海北部)、ゴート、ブルグンド(フランス東南部)、ロンゴバルド、サラセンなど、さまざまな民族の支配下に置かれたが、ピエモンテの人々は山岳民族に特有な我慢強く仕事熱心な気質を保ち続け、後のイタリア産業革命の基礎を築いた。
16世紀にはサヴォイア公国の都となり、18世紀初頭、サルデーニャ王国となったのを機に、建築家フィリッポ・ユヴァッラに都市整備が託され、大学、図書館、病院、劇場などが建てられた。だが、間もなくこの地にもナポレオンやオーストリア軍が侵攻する。イタリア各地で自由・独立の気運が高まるなか、リソルジメント(統一復興運動)の拠点となり、イタリアの心、亡命者の集う場所とされたのがこの町だった。そして1861年、初の統一国家イタリア王国が誕生し、トリノはその首都となる。
12月8日、アテネオリンピックのマラソンの覇者ステーファノ・バルディーニはチャンピ大統領から聖火を受け取り、トップランナーとしてトレヴィの泉に向けて走った。トーチはピニンファリーナのデザイン。船や自転車、フェラーリ、ゴンドラにも乗って、イタリア60都市(11,000km)を巡り、2月9日にトリノに到着する。

 
   
   
   
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