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n.51 2007/1/5
  NOTIZIARIO ADITALIA  バックナンバー 51よりHTML版  
 

 varie

地中海にも黒潮と親潮がある!?    
 

その昔は湖だったといわれる地中海。大西洋からジブラルタル海峡を通って毎秒100万㎥で流入する海水は、温められ、蒸発しながら東に進み、キプロス島の南で高塩分・高比重のために海底にもぐり込む。そこで冷やされた海流は寒流に変わり、アフリカ北部に乾燥した気候をもたらしながら、狭い海峡の下層を流れて、再び大西洋に戻ってゆく。このような海水循環はイタリアを囲むアドリア海やティレニア海の海流をも取り込み、数十年をかけて地中海を1周する。
専門家たちがベルトコンベアーと呼ぶこの海流にも最近異変がみられ、リグリア海、コルシカ島やマヨルカ島近辺、アルジェリア-プロヴァンス海域などで水温と塩分濃度が上昇し、熱帯魚が訪れるほどだという。これを発見したのは、海洋環境研究センターのスタッフたち。18世紀の城砦を改築した施設に最先端の機材を取り揃え、入江に停泊する二艘の研究船で地中海を巡って、気象や大気汚染が海の環境や生態系に与える影響を調査している。

 
   
   
   
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